建築士の頭の中

1級建築施工管理技士 実地試験の失敗を乗り越えていかに合格したか

2011/05/24 火曜日 2:08:50

少し前の話になりますが、1級建築施工管理技士試験に合格しました。

平成21年度の1級建築施工管理技士の学科試験試験を合格した勉強方法は、1級建築施工管理技士 学科試験の勉強法など を参考にしてもらうとして、私がいかにして平成21年度の1級建築施工管理技士の実地試験試験の失敗を乗り越え平成22年度の実地試験試験の合格を勝ち取ったかを話そうと思います。

平成21年失敗編

平成21年の実地試験の結果は不合格でしたが、まったくお話にならなかったわけではありません。事前調査が甘かった部分があったのです。

過去問を解くだけでは足りない

学科試験は、前述した通り余計な勉強は一切せずひたすら過去問を解く(※1)ことにより合格を手にしました。
(※1:正確には過去問の問題文とその正誤を覚える。)

この合格に味を占めた私は、初めて受ける平成21年度の実施問題も同じ勉強方法で合格を目指します。

学科試験で使用した過去問題集に実施試験の問題ものっているので、同じ参考書を使用して、5年分過去問を解きました。

学科試験での暗記方法は問題文を覚えたが、丸暗記ではなく、問題文をぼんやりとかつ解答の数値やポイントとなる用語には線を引きつつ覚えていました。

これを記述式の問題で解答である記述内容を同じように覚えると、いざ本番では文章として書くことができなかったのです。おぼろげに、用語や数値は出てくるのですが文章としてつなげることができませんでした。

傾向と対策をつかむ

さらに過去問の傾向を読み取り、出題される問題を予測します。

1問目は過去に経験した建築工事について記述する問題が出題されるが過去の傾向は下記のようになっていました。

  • 平成16年 品質管理
  • 平成17年 建設副産物対策
  • 平成18年 品質管理
  • 平成19年 施工の合理化
  • 平成20年 品質管理

平成21年は品質管理ではない。建設副産物対策か施工の合理化についての問題が出題されると予測。それについて解答例を作成してみる。さらにそれを暗記しました。

また、当時の温室効果ガス25パーセント削減というニュースが世間を騒がせていたことから、地球温暖化対策、CO2削減等の問題は出題されるであろうと予測し、特にそれに関する過去問については、重点的に暗記しました。

どちらも、予測は9割がた当たりましたが、根本的に大きな失敗をしてしまいました。

1問目の過去に経験した建築工事について、鉄骨造とはいえ個人住宅について記述したからです。これが失敗と気付くのはまだ先の話です。

平成22年合格編

平成21年の不合格から、前年の勉強方法がまったく間違っていたとは思いませんでしたが、過去問を解くだけでは足りないと感じていました。

記述問題はキーワード+図で覚える

学科問題では過去問の問題文のキーワード(用語や数値)+正誤で覚えていたが、記述では覚えることができませんでした。

記述内容を記憶するには実物を見たことがないキーワードについてイメージがぼんやりし過ぎて頭に入ってこないのです。

そこで、イメージを明確にするために、図解入りの参考書を買うことにしました。

Amazon.co.jp: 1級建築施工管理技士「実地試験」実践問題と記述例集

勉強法は、図を覚えてひたすら読む。参考書を読むときはキーワードにかかわる文章には線を引く。これで文章自体を丸暗記することをしなくても、図と結びつけて覚えることにより、なんとなくそれっぽい文章を書くことができるようになる。

参考書を読んだのは1回だけ。繰り返し読むことはなかった。また、出題問題を予測して確実に出題されないであろう問題は流し読み程度でかまいません。
※例えばネットワーク工程表に関してはここ数年出題されていないので、出題される可能性はかなり低いと考えた。

過去に経験した建築工事の対策

上記の傾向と対策から、平成22年度の問題は品質管理についての問題が出題されると予測。解答例を作成します。

上記であげた参考書には記述例集があるので、そちらも参考にしながら作成する。また、記述方法の注意点として、個人住宅の工事については記述してはいけない(※2)ことや新築と改修の場合の記述方法の違いなど、その他細かな点について記述方法が記されているので、そちらについては前述の参考書を参考にしてください。
(※2:前年に個人住宅の工事を書いて不合格になっている。)

最後はやはり過去問

試験3日前からに過去5年間の過去問題を解き始める。前年に解いたとはいえ問題の内容をほとんど忘れていたにもかかわらず、文章部分の解答の問題は前年に比べて手ごたえのある解答が書けました。

穴埋め問題は、何割かは同じ問題が出ているので、何度か解いておくことで点数を上げることができると考えた。結果、過去に出題された問題を確実に解答することができました。

再掲になりますが、過去問集は下記の書籍がおすすめです。解答のみではなく、解説が載っているため覚えるべきポイントを絞ることができます。

Amazon.co.jp: 詳解1級建築施工管理技術検定試験過去5年問題集〈’12年版〉: コンデックス情報研究所: 本

まとめ

  • 勉強期間としては、1ヶ月くらいかけて時間をみて参考書を読み、試験数日前から集中して過去問題に取り掛かる。
  • 過去に経験した建築工事については、過去の傾向から問題を予測。前述の参考書の注意点をもとに事前に作成しておく。
  • 穴埋め問題などの文章での解答形式以外の問題は、過去問から同様の問題が何問か出題されるので繰り返し解くことで丸暗記し、確実に点に結びつける。

以上です。

1級建築施工管理技士を目指す人たちに少しでも役立てば幸いです。

投稿者 nori

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