最近、メインで使用するパソコンを変えたことによって、ネットワークの構成も見直すことにしました。
小規模オフィスと書いていますが、一般的な家庭でも同じように使えるので参考にしてみてください。
こんな人におすすめ
- プリンタ、スキャナ、HDD などの周辺機器で、ネットワークに対応しておらず USBで接続するタイプのものがある。
- プリンタ等の周辺機器を複数のパソコンで共有して使用する必要がある。
- 同一ネットワーク内(事務所や家庭など)に複数のパソコンがあり、それぞれがネットワークにつながっている。
- ノートパソコンで無線 LAN を使用してネットワークに接続し、持ち運びをするため周辺機器使用時に USB 接続を行う必要がある。
上記のような環境でネットワークを利用している人でどれかひとつでも当てはまるなら、これから提案する構成にすると比較的便利になります。
パソコンの台数は同一ネットワーク内に10台程度なら問題なく利用できている感じです。それ以上になるとわかりませんが、よっぽど台数が増えなければ問題ないと思います。
USB デバイスサーバを使う
USB デバイスサーバを使って、ネットワーク越しに USB を共有して使ってしまおうという話です。
難しい話は抜きにして、USB デバイスサーバを使うとどうなるかというと、ネットワークにつないであるパソコンは、自分のパソコンに周辺機器を直接接続することなく使うことができます。
これで、1台の周辺機器を複数のパソコンで使いまわすのに USB の接続をしなおすといった面倒な手順は不要になり、周辺機器が直接接続されていることに持ち運びができるというメリットを半減されたノートパソコンは手軽に移動することができるようになります。
ETG-DS/US で簡単に可能
ETG-DS/US を買ってください。
I-O DATA USB機器共有ネットワークアダプター「net.USB」 ETG-DS/US
他の USB デバイスサーバを使ったことがないのでわかりませんが、ETG-DS/US は設置から利用まで簡単でした。
付属されている net.USB というアプリケーションをインストールすれば即利用できます。
プリンタサーバになる
net.USB を利用すれば双方向通信が可能なプリントサーバとして接続することもできるようになります。注意が必要なのは、net.USB で接続する場合は排他がかかるので、他のパソコンからの接続ができなくなります。しかし、設定画面からプリンタの使用時のみ自動で接続して使用が終われば自動で切断するといった設定ができるので、特別意識することなく直接接続されているのと同じように利用できています。
双方向通信には対応しませんが、net.USB を利用せずに IPP ポートで印刷することもできるので、この場合は排他がかからないで利用できます。
どちらかを犠牲にしなければなりませんが、各パソコンごとにどちらでも選択をできるので私の場合は IPP ポートで印刷する設定にして、同一環境のほかの人たちは net.USB を使ってプリンタに接続しています。
※参照
サポートライブラリ | ETG-DS/US | I-O DATA | アイ・オー・データ機器
Windows XPのIPPポートで印刷する
Windows 7/VistaのIPP ポートで印刷する
これ以前の環境
USB デバイスサーバを使用するまではどのようにしていたかという話。
パソコンを乗り換える前までは、私のパソコンに USB 仮想ポート(Virtual printer port for USB)を作って共有していました。
※参考
プリンタを共有する方法 プリンタ共有:WindowsXP Vista サポート トラブル エラー msconfig
この方法は新たに機器を買う必要がなく便利な点もありますが、私のパソコンの電源を切っていると印刷ができないというデメリットがあり、ほかの人に多少の不便をかけていた部分があります。
また、私が単身赴任でしばらく事務所を離れることになったときにパソコンも一緒に持って行くので、代わりに USB 仮想ポートを共有するパソコンが必要になったりと、いち個人の都合でネットワーク環境に影響がでてくるのは改善する必要があると感じ、今回の構成見直しに至ったわけです。
この記事のトラックバックURL
トラックバック一覧
この記事にはトラックバックがついていません。